人情味あふれる盛岡市鉈屋町

人情味あふれる盛岡市鉈屋町

僕は初冬のある日、盛岡市鉈屋町をぶらりと歩いてみた。

いつも街歩きを楽しむところなのだが、今回はいつもとは様相が違っていた。

いつも被写体にさせていただいている、この手動ポンプを撮らせていただいていた時、この建物の中におられた品のいい奥様に声をかけていただいたのだ。

建物の中では、数名のご婦人方がおはぎを用意して懇談しているではないか。

その場に僕も招待されたのだ。見ず知らずの僕をだ。

話をしていると、その建物のオーナーさんは少し離れた所にもイベントで使われる町屋を自己所有されており、盛岡のために尽力されているお方だった。

そちらの施設にも案内され伺うと、ホームスパンのイベントを開催されていた。

新聞では目にしていたのだが、「雲を紡ぐ」という盛岡市を舞台にした、小説の主人公が盛岡市鉈屋町に住み、ホームスパンで生計をたてるという設定にちなみ開催されていたのだ。

思わぬ美味しい食べ物にも出くわし、人情にも触れ、楽しい一日を過ごすことが出来ました。