フジフィルムX-M1の新表現を目指して
- 2021.07.24
- 写真

昨年、フジフィルムのフィルムシュミレーションが気になって最も古いミラーレス機X-M1を購入した。まずどんなものかお試しみたいなもんなので、最も安く購入できるファインダーレスのこやつに行きついたのだ。
安いといっても発売当初は上級機のX-PRO1と同じセンサーを搭載していたのだから映りは申し分ない。今年に入り肩からぶらさげてチャリンコとともによき相棒となった。
結構お気に入りのX-M1なのだが、最新機のX-T4から新フィルムシュミレーションで、エテルナブリーチバイパス(銀残し)が搭載されたとのことで、なんとか設定でブリーチバイパスに似せることができないか試行錯誤することとした。

彩度が高すぎる。この一発目の画像からいろいろとホワイトバランスをいじくり倒すこととなる。

何枚か撮り進めるうちに、このアジサイから何かつかめた感じがしたのだ。ホワイトバランスのマゼンタとブルーの使い分け、そして露出のバランス。

ブリーチバイパスは金属の表現がしっくりくる。でもこの錆びだらけのチャリンコを撮った時にブリーチバイパスを超えたと思った。

彩度が高めなんだけど、しっとり感がある。
僕は思った。フジフィルムのフィルムシュミレーションは便利なんだけどそれだけに、自分で設定をいじくり倒しながら色を作り上げていく感覚を会得させないで終わってしまうんだなと。
どうだろうか。X-M1という最も古いミラーレス機でこれだけの表現ができるということ。そして使っているレンズはZuikoのオールドレンズということ。最新機って趣味のカメラに必要なのかって感じさせる1日となった。
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